琉球大学国際地域創造学部ウェルネス研究ゼミ(沖縄県西原町、同学部教授:荒川雅志)と株式会社バタフライピー研究所(沖縄県那覇市、代表取締役:王鵬龍)は産学連携プロジェクトにより共同開発した新商品「ぴーちゃんきゃんでぃー」を発表いたします。
● プロジェクトについて
沖縄県産バタフライピ―研究開発の一環として、沖縄県内におけるバタフライピ―を題材にしたヘルスケア商材や観光プログラム、6 次産業化の開発を推進するために産学連携を行っています。
世界的需要高まるウェルネス、ウェルネスツーリズム産業における新たな県産素材や有望なテーマとして、沖縄県産バタフライピ―、ブルーゾーン(世界 5 大長寿地域)に着目し、沖縄県産バタフライピ―の生産、商品開発、流通、雇用創出に資する活動を産学連携で取り組むことで沖縄の地域課題解決に貢献してまいります。琉球大学国際地域創造学部ウェルネス研究分野ゼミ生がゼミ研究の一貫として商品企画提案、販売、社会実装まで主体的に関わることで、生きた学びを実践する取り組みでもあります。
● 本件の内容
<第一期の研究成果>
本プロジェクトの第一期生のプログラムでは 2023 年 7 月中旬から 11 月中旬までの 4 か月間、バタフライピ―研究所がコーディネーターとなり、琉球大学国際地域創造学部ウェルネス研究分野ゼミナールが沖縄県産バタフライピ―を使用した商品開発に取り組みました。本プロジェクトから企画・開発された商品をバタフライピ―の販路及び、地元事業者の販路で販売し、売上金額の一部は地域社会貢献として寄附をします。
商品名 : ぴーちゃんきゃんでぃー
価格 : 300 円(税込)
販売店舗 :
沖縄県内の御土産屋、量販店、ホテルなど ※販売期間/販売数は状況に応じて増減予定です。
商品紹介 :
マメ科の植物「バタフライピー」の青い花びらから抽出した天然の色素でキャンディーを着色しました。「ぴーちゃんきゃんでぃー」という商品名の由来はバタフライピーの「ぴー」からきており、子どもから大人まで幅広いお客様に手に取っていただければいいなという想いが込められています。沖縄の青い空・青い海をイメージした色合いと、ほんのり甘くてスッキリとした味わいをどうぞご賞味ください。
<製作の裏側>
ウェルネス研究分野のゼミ生が提案したアイデアの中から、キャンディーが選ばれました。今回キャンディーを制作してくれたのは創業 70 年以上の老舗「岸本製菓」さんです。戦後、沖縄ではキャンディー1 粒も立派なごちそうでした。沖縄の長寿の理由にはアメ一粒が原因だったかもしれません。そんな歴史ある沖縄飴菓子の老舗「岸本製菓」さんと沖縄の新しい定番商品としてウェルネスなキャンディーを開発しました。
・学生代表のコメント
琉球大学国際地域創造学部国際地域創造学科観光地域デザインプログラムウェルネス研究室ゼミ長 金城晴奈
子どもから大人まで多くの方に手に取っていただける商品を考え、キャンディーを考案しました。私たちの考えたアイデアが実際に商品化され、お客様にお届けできる機会をいただけて、とても嬉しく思います。老舗の「岸本製菓」さんでバタフライピーで色付けをして作っていただいた「ぴーちゃんきゃんでぃー」をぜひご賞味ください。
<株式会社バタフライピー研究所について>
2021 年に沖縄県で創業、国内初の食用バタフライピーの大量栽培技術の確立に成功。「バタフライピーの供
給を通じて、人々の健康・美容に貢献する」をミッションに、沖縄県でのバタフライピー六次産業化を推進し、バタフ
ライピーなどを活用した食品、化粧品等の研究開発・販売を行っています。
https://butterflypea.jp/
<琉球大学国際地域創造学部ウェルネス研究分野について>
健康と環境の共生ライフスタイル、ヘルス、ウェルネス、ウェルビーイング、ウェルネスツーリズム、リジェネラティ
ブツーリズム(再生観光)を研究テーマに、様々な事業者、多業種、多職種、異業種連携による社会実装を目指し
た生きた学びを展開しています。
https://health-tourism.skr.u-ryukyu.ac.jp/